ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2007/11/25発行 第74号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「北欧スタイル」などの情報をお届けします。 □■
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本格的な冬が近づいてきました。
空気が澄んで、天体を身近に感じる季節でもあります。きのう11月24日は満月。月は、地球から一番近いところにある天体。かぐや姫の物語に親しんできた私たち日本人にとっては、特別親しい存在かもしれません。
その月に、アポロ計画以来という本格的な探査に挑んでいる「かぐや」が撮影した「地球の入り」の映像が公開されています。約38万キロの彼方から、地球をハイビジョンカメラで撮影したのは世界初。月の地平へ沈んでゆく地球の姿には、やはり感動してしまいます。
ちなみに、年内に「嫦娥1号」(中国)、来年には「チャンドラヤーン1号」(インド)、「ルナ・リコネサンス・オービター」(米)が打ち上げられる予定で、「月探査ラッシュ」になるのだとか。
何かと忙しくなるこれからの季節ですが、次なる「かぐや」便りを楽しみに待ちましょう。

●[宇宙航空研究開発機構] http://www.jaxa.jp/

+CONTENTS
┣ ネットでお取り寄せ 「ロースト・チキン」
┣ 印刷豆知識 「生体器官印刷」
┗ いまどきの流行りモノ 「北欧スタイル」

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◆◇◆ネットでお取り寄せ◆◇◆ 第74回
今回は「ロースト・チキン」

クリスマスなんてまだ先のこと! なんて思っている方は、まさかいませんよね。
クリスマスを楽しむなら、とっておきのケーキやデリ、そしてプレゼントを今から準備しておかなくちゃ。あわただしいけれど、今はそんな時代です。
今回紹介するのは、クリスマス用にぴったりのロースト・チキン。今年のクリスマスは、とっておきのチキンを取り寄せて、素敵なパーティー・タイムを。
ところで、クリスマスになぜチキン? アメリカに移り住んだピューリタンが、秋の収穫祭(感謝祭)を祝うため、野生の七面鳥(ターキー)を食べたことが起源。それが欧州へ逆輸入され、クリスマスに食べる習慣になったとか。アメリカでは、ターキーは感謝祭に、クリスマスにはローストチキンやローストビーフがよく食べられているそうです。

●[六本木 ル・コック] http://www2.plala.or.jp/lecoq/index.htm
●[山下屋 手造りローストチキン] http://www.rakuten.co.jp/yamashitaya/488009/488172/
●[中園 鶏の丸焼き] http://www.maruyaki.net/

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆ 第74回

「生体器官印刷」

ドキッとしてしまうようなタイトルですが、今回は本来の印刷からちょっとずれて、「生体器官の3次元印刷」についてお話ししてみましょう。
移植用の皮膚片、新しい気管、心臓の組織片など、必要な生体器官のコピーが、ボタンを押すと出てくる…。
効率的な医療を施すため、「生体器官印刷」を研究しているミズーリ大学コロンビア校のガボール・フォガクス教授ら研究者が、共同でバイオインクとバイオペーパーを開発したのが2005年のこと。これを使えば、いわゆる「生体器官印刷」(organ printing)が現実のものとなるといわれていました。
その仕組みは、改良されたゼラチンと多糖類のヒアルロン酸からなる、可変性のあるゲル状物質の「バイオペーパー」に、特別仕様のプリンターを使い、バイオインクの粒(直径約数百ミクロンの細胞物質)をそこに印刷し、順に積み重ねて三次元印刷にするというもの。
たとえば、血管に似た管の場合だと、一枚一枚にバイオインクで輪が印刷してあるバイオペーパーを2センチメートルほど積み重ねる。それをバイオリアクターの中で培養すると、細胞は隣接する他の細胞すべてと結合し、バイオペーパーは細胞を支え栄養を与える役割を担い、やがて細胞に食べられるか、自然分解を起こすというもの。
そのフォガクス教授が、ニワトリの心臓からさまざまな種類の細胞を取り出し、培養に適したゲルを塗った大型のシートに3次元印刷に成功しました。印刷された細胞は、機能系列ごとに分化しながら、シート上に増殖していき、その後、これらの細胞は心臓のように鼓動を開始したそう。
研究者がオンデマンドで臓器を印刷可能になるまでには、今後かなりの年月が必要だといいますが、遠くない未来に、家庭用の「3Dプリンター」が登場するかもしれません。印刷技術は本当に進歩しているんですね。
「WIRED VISION NEWS ARCHIVES」より

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆ 第72回

「北欧スタイル」

今回は、建築、家具、陶磁器などを中心に、ここ数年すっかり浸透している「北欧デザイン」とクリスマスについてお話ししましょう。
週末になると長蛇の列になるというスウェーデンの大手家具店「IKEA」船橋をはじめ、北欧雑貨を扱う「イルムス」などは、相変わらずの人気。シンプルで使いやすいデザインと、がんばりすぎていない"ゆるさ"や"あたたかさ"が、今の時代にしっくりとなじんでいるのかもしれません。
おりしも東京では、東京オペラシティ アートギャラリーで、「北欧モダン デザイン&クラフト」展を開催中。NHKの番組『アートエンターテインメント 迷宮美術館』でも、特集が予定されているそうです。
もちろん、生活スタイルだけではありません。音楽でも、最近CMで流行った「口笛ソング」も、スウェディッシュ・ポップスのバンド。日本の侘び・寂びに通じるアキ・カウリスマキの映画も、北欧ならではの文化といえるかもしれません。
ところで、そんな北欧の人たちは、どんなクリスマスを過ごすのでしょう。11月くらいからクリスマスの準備をはじめ、当日を迎えるのが北欧流。クリスマスが近づくと、どの家庭でも、何種類もの焼き菓子を準備して瓶に入れて保存し、少しずつ食べてクリスマスが近づくのを楽しみにしていたそうです。
近年はなかなかそうはいかないようですが。
北欧スタイルに学んで、今年のクリスマスは静かにゆっくり、癒しのときを過ごしてみるのもいいですね。何事も準備は早めに…。クリスマスプレゼントには、こんな北欧テイストのCDはいかがでしょうか。

● [北欧のクリスマス/アンネ・ソフィー・フォン・オッター] http://www.hmv.co.jp/product/detail/161230
● [賛美歌とキャロルと雪についての歌/タック・アンドレス] http://www.bmgjapan.com/_artist/item.php?id=1999&item=6742
● [ Presente De Natal 〜bossa nova Christmas〜/naomi & goro] http://www.naomiandgoro.jp/disco.html
●[イルムス] http://www.illums.co.jp/
●[北欧モダン デザイン&クラフト展] http://www.operacity.jp/ag/index.php
●[アートエンターテインメント 迷宮美術館] http://www.nhk.or.jp/bs/meikyu/

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◆◇プレゼント◇◆

「賛美歌とキャロルと雪についての歌/タック・アンドレス」を1名さま

最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。ご希望の方は、下記のURLからご応募ください。
http://www.streams.co.jp/data/mail.html

【締め切り:12月7日】

※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。
メルマガについてのご感想もお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/

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_|_| 編集後記 _|_|

先日、友人が「IKEA」船橋に行ってきたようです。
オシャレな家具に囲まれた生活。いいですね。
でも、置くスペースがないんだなぁ、これが。

そろそろ引越しを考えている イケガメ
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第74号
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