ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2012/7/11発行 第186号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「2k540」などの情報をお届けします。 □■

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いよいよ、今日11日(現地は10日)は、MLBのオールスター戦。
ア・ナ両リーグから最後の1人ずつを選ぶ追加ファン投票でダルビッシュ投手が選ばれています。1年目に出場を果たした日本人選手はダルビッシュで6人目です。
1995年の野茂英雄選手(ドジャース)、2001年のイチロー選手(マリナーズ)、2003年の松井秀喜選手(ヤンキース)が登場したときのどよめきを思い出す方も多いかもしれません。
ダルビッシュにも、パリッとしたところを見せてほしいですね。

+CONTENTS
┣ ネットでお取り寄せ 「レモンケーキ」
┣ 印刷豆知識 第186回「木版印刷の歴史―世界最古の印刷物と印刷書」
┗ いまどきの流行りモノ 「2k540(ニーケー ゴーヨンマル)」

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◆◇◆ネットでお取り寄せ◆◇◆ 第186回
今回は「レモンケーキ」

レモンの形をしたレモンクリームのケーキ。誰もが一度は食べたことがあるのではないでしょうか? レモンの形をしていないレモンケーキもあります。元町商店街にある老舗洋菓子店「喜久家洋菓子舗」のレモンケーキが有名ですが、バタークリームとレモンクリームを使った、ちょっとレトロなカットケーキです。これは残念ながら、お取り寄せはできないのですが……。
最近の傾向としては、レモンをふんだんに使った新しいタイプのレモンケーキがあります。高田一ぷく堂さんのレモンケーキが、おいしそう。

●[喜久家洋菓子舗]
http://kiku-ya.jp/
●[熊本 コロンとかわいいレモンケーキ]
http://item.rakuten.co.jp/n-meat/bombe-lemon-cake/
●[高田一ぷく堂 レモンケーキ]
http://www.kintokimaru.com/original-sweets/lemon-cake/lemon-cake.html

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆ 第186回

「木版印刷の歴史―世界最古の印刷物と印刷書」

「印刷」のはじまりは中国、唐の初め頃と言われています。版画の要領で木を彫って印刷する「木版印刷」でした。この技術がヨーロッパに伝わったのが、15世紀中頃のこと。ただし、同じ頃にドイツで、グーテンベルクによる活版印刷が発明されたため、ヨーロッパでは木版印刷はあまり普及しなかったようです。

グーテンベルクが15世紀中頃に出版したのは『42行聖書』です。日本に現存する最古の写本は仏教に関わっており、聖徳太子(573-621)自筆と伝えられる『法華義疏』(宮内庁蔵)です。なお、現存する「世界最古の印刷物」は西暦770年完成の『百万塔陀羅尼(ひゃくまんとうだらに)』(法隆寺)だといわれています。四種の経文を百万枚印刷し、それぞれを百万基の小塔に納め、法隆寺などの十大寺に分置させたといわれますが、今日残っているのは、法隆寺に伝わったものだけです。

百万塔陀羅尼
http://www.ndl.go.jp/exhibit/50/html/catalog/c002.html

なお、解題にあるように、四種の経文の印刷方式については銅版か木版かは判明していません。
木版印刷とは、木の板に文章や絵を彫って版を作る「凸版印刷」です。版に絵の具などを塗り、紙をあてて上から印刷します。
現在確認されている「最古の木版印刷による印刷書」は、敦煌から発見された『金剛経』(868年)といわれています。馮道が儒教の経典を木版印刷した、大規模な印刷事業でした。

仏教の経典を集成したものを総称して、「大蔵経」または「一切経」と呼びますが、仏教を中心とした独自の文化を継承しているチベットでは、1410年から20世紀に到るまで、昔から継承されている木版印刷の手法で、チベット大蔵経が印刷されてきました。しかし、今では、中国四川省のデルゲという標高3220mの街にある「デルゲパルカン(デルゲ印経院)」のみになっているそうです。
「デルゲ」は地名で、「パルカン(印経院)」というのは、大蔵経の版木を製作・保存していて、依頼を受けた際に経典を印刷する宗教施設のことをいいます。チベット仏教専用の出版社のようなものでしょうか。
デルゲパルカンには、大蔵経を中心に、27万枚以上の版木が所蔵されています。建立が始まった1729年から今日まで、中国の古代木版印刷技術による、木版手刷りの印刷を続けているのです。
デルゲパルカンの膨大な蔵書と、今なお活用されている木版印刷、そして建築と壁画、彫像の数々は、フリージャーナリストの中西純一さんたちの現地調査により、日本でも知られるようになってきました。

8/10発行となる、次の「印刷豆知識」第187回で、デルゲパルカン(デルゲ印経院)では、どんなふうに木版活版印刷が行われているかをご紹介したいと思います。

※参考図書:『活きている文化遺産デルゲパルカン : チベット大蔵経木版印刷所の歴史と現在』池田巧、中西純一、山中勝次 共著(明石書店)

次回は、「ウェブ時代のデジタル豆知識」第4回をお届けします。

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆ 第182回

「2k540(ニーケー ゴーヨンマル)」

「御徒町」ときいて、皆さんは何を思い浮かべますか?
ほとんどの方が「アメ横」なのではないでしょうか。言い換えると、「アメ横」以外は何もなかったのですが、去年の12月にオープンした新しい空間が注目を集めています。それが、「2k540」こと、「2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケー ゴーヨンマル アキオカ アルチザン)」です。

場所は、秋葉原から御徒町までのJR高架下。「高架下」というと、ごちゃごちゃとした昭和風の小さな飲食店が集まっている印象ですが、ここはずいぶんと違います。
高架柱の間の中通路がメインストリート。高架柱を隠さずそのまま利用した空間で、50店舗近いショップがズラリと並びます。そのほとんどは、工房兼ショップ。この商業施設ゾーンは、モノづくりの空間なのです。
「2k540」とは、東京駅から2.54kmに位置することを示す鉄道用語。倉庫と駐車場が続く、暗いイメージの場所を、もっと街づくりに貢献できる開発をしたいと考えたジェイアール東日本都市開発が、モノづくりをテーマにした商業ゾーン開発を始めたそうです。
上野〜御徒町ゾーンは、美術館や芸大があり、問屋街や伝統工芸の職人たちの多い地域でもあることから、「モノづくり」の新たな拠点になることが期待されているとか。テナントとして入っているのも、江戸切子・職人の店や、万華鏡の店、レザーやジュエリー、腕時計の店など、よくある駅ビルのショップとはひと味違うラインナップ。
イベントや展示なども行っていて、7月は「カスタム Tシャツ オーダーラボ」や、ステーショナリー「ANYTHING」+「Touch project」展が開催中。上野の美術館に行った帰りに、足を伸ばしてみるのもいいですね。

●[2k540]
http://www.jrtk.jp/2k540/

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◆◇プレゼント◇◆
「熊本 コロンとかわいいレモンケーキ」を1名様

最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。
プレゼントのご応募は下記URLより直接お申し込みください。
http://www.streams.co.jp/present/

【締め切り:7月22日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。

メルマガについてのご感想もお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/

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◆◇プロモーションツールのご案内◆◇

ストリームスでは、皆様のイメージを形にするために、クリエイティブの領域を広げていきます。
バナーやタペストリー、大判プリントの制作に対応できるようになりました。
詳細は弊社ホームページにてご確認下さい。
http://www.streams.co.jp/index.html#promoLink

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_|_| 編集後記 _|_|

御徒町から秋葉原の区間はあまり立ち寄ったことがない人が多いでしょうから、「2k540」のオープンを機に新規の集客があるといいですね。

上野駅ならたまにいく冨田
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第186号

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