ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2014/11/10発行 第241号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「誰にでも受け入れられるように考えられた印刷物の『ユニバーサルデザイン』を考える」などの情報をお届けします。 □■

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今月6日、マイクロソフト社がiOS向け「Office」アプリの無料提供を開始しました。
ビジネスの場面では欠かせない「Word」「Excel」「PowerPoint」が、今後は、スマートフォンやタブレットでも活躍することになりそうです。
これまでも「Office Mobile for iPhone」の名称で配信されていましたが、文書の新規作成や編集は課金ユーザーのみに限られていました。
今回の新バージョン投入で制限がなくなったほか、Dropboxとの連携によりクラウド上への保存も可能になっています。
10日現在、レビューを見てみると評価する声がある一方、Googleドライブなどとの連携を望む声もみられます。
外出時に急な対応が必要になったときに備えて、ダウンロードしておくのもよいかもしれません。

+CONTENTS
┣ 印刷豆知識「社会的弱者に向けた印刷物の『ユニバーサルデザイン』を考える」
┗ いまどきの流行りモノ「朝ドラ『マッサン』効果もあり、ウイスキー市場が活況」

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆

「誰にでも受け入れられるように考えられた印刷物の『ユニバーサルデザイン』を考える」

以前、Webサイトの「ユニバーサルデザイン」についてお話ししました。
今回は、印刷物について考えてみたいと思います。
少子高齢化など、社会の流れに合わせて、印刷物の視点からどのように考えるべきかを検討してみます。

■誰にでも受け入れられるように考えられた「ユニバーサルデザイン」を考えてみる
さて、「ユニバーサルデザイン」で特に大切なのは「分かりやすさ」です。
では、誰にとって分かりやすくあるべきかというと、例えば、高齢者であったり、色覚や視力などの何らかのハンディキャップを持つ方などです。
相手のために分かりやすくというのはデザインの基本ですので、まだ視力などに衰えのない肉体的に若い世代のデザイナーなどは特に意識すべきことかもしれません。

■文字サイズなど、細かな部分への気配りで伝わり方も変わる
印刷物の中でもとりわけ重要な要素は、やはり文字ではないでしょうか。
書体や文字サイズ、行間、字間などの細かな調整により、手にした相手からの見え方もだいぶ異なってきます。
身近な例ではマイクロソフトの「Word」があります。
標準の文字サイズは「10.5pt」ですが、ある老年学(ジェロントロジー)の専門家に伺ったところ、高齢者は口をそろえて「読みづらい」と言っていたそうです。
その方は、最低でも「12pt」以上、目安は「14pt」が望ましいと語っていました。
ふだんなにげなく「自分にとって見えているモノ」でも、相手の立場になれば「読みづらい」「分かりづらい」という点を意識するのはデザインを考える上でもきわめて重要です。

■色だけに頼ることなく、白黒でも伝わるデザインを心がける
効果的なデザインに欠かせないもう一つの要素が、色使いです。
カッコいいやキレイ、かわいいなどと抽象的に表現されることもありますが、少なくとも、商業印刷を考える上では、文字と同じく「分かりやすく」伝わることが何よりも大切です。
では、分かりやすく伝わる色使いとは何か。
一般的に、ラフと呼ばれる設計図を描いたあと、実際のデザイン作業へ取りかかりますが、ここで意識すべきなのは、白黒でも伝わる配置です。
そして、実際に色付けするときはなるべく色を多用しない。
さらに、ユニバーサルデザインの観点からいえば、色覚障がい者などに向けて強調する部分は下線を引いたり白抜きにするなど、レイアウトに工夫をみせるのも効果的です。

さて、印刷物における「ユニバーサルデザイン」を追ってきました。
デザインという言葉は抽象的に使われる場合も多く、「感性」に結びつけて語られる場面も少なくありません。
しかし、商業的な側面を意識する場合には、何よりも「手にした相手に分かりやすく伝わる」という部分がもっとも重要です。
そのため、想定するターゲットに近い方へ見本の段階で意見を求めるのも必要かもしれません。

●[横浜市|わかりやすい印刷物のつくり方〜ユニバーサルデザインの視点から〜]
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/chifuku/fukumachi/publication/insatutop.html

株式会社ストリームスも、ターゲットに合わせたデザインを提案しております。
ご依頼やご相談などありましたら、お気軽に下記サイトよりお問合せ下さい。

【お問い合わせ・お申し込みはこちら】⇒http://www.streams.co.jp/

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆

「朝ドラ『マッサン』効果もあり、ウイスキー市場が活況」

初の外国人ヒロインも話題にのぼるNHKの朝ドラ『マッサン』。
その影響を受けて、ここ最近ではウイスキーへの注目も高まっているようです。
創業80周年となる日本のメーカー・ニッカウヰスキーが新ブランド「ザ・ニッカ」シリーズを発売するなど、盛り上がりをみせています。

ウイスキー市場のピークといわれたのは1983年。
年間消費量が約38万キロリットルになったのを境にして、焼酎ブームなどの影響によりしばらく右肩下がりの状況にあったようです。
しかし、2008年、今では定番となったサントリーの「角ハイボール」がブームになり復調、そして、今年は朝ドラ効果もあり、8月までの出荷量が昨年同期比10%を上回るなど、需要も増えています。

また、今月3日、サントリーのシングルモルト・ウイスキー「山崎」が、イギリスのガイドブック「ウイスキー・バイブル」で世界最高の品に選ばれるなど、国境を超えて評価されたことが大々的に伝えられました。

今年12月からは、東京や大阪などの大都市で「ウイスキー検定」も開催されます(申込みは11/20で締切り)。
早いところではそろそろ忘年会も開かれるかと思いますが、ウイスキー片手に盛り上がる光景が各地でみられそうです。

●[マイナビニュース|本場スコッチも ウイスキー復調の背景は]
http://news.mynavi.jp/news/2014/10/26/143/
●[産経ニュース|ウイスキー マッサン効果で沸く業界]
http://www.sankei.com/life/news/141029/lif1410290008-n1.html
●[ウイスキー検定 公式サイト]
http://www.kentei-uketsuke.com/whisky/

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◆◇プレゼント◇◆
「ルタオ ドゥーブルフロマージュ」を1名様

最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。
プレゼントのご応募は下記URLより直接お申し込みください。
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【締め切り:11月22日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。

メルマガについてのご感想をお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/

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_|_| 編集後記 _|_|

普段はウイスキーってあんまり飲まないんですが、飲むとやっぱりおいしいなぁ〜って思います。
そろそろいい歳なんで、Barのカウンターで一人ウイスキーを飲む…。そんな格好いい大人になりたいと思ってはいますが、
現実は安い居酒屋で安い焼酎を飲んでます…。

安い焼酎でも充分楽しめるキハラ
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第241号

編集・発行「ストリームス Magazine」編集室
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