ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2015/6/10発行 第255号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「印刷と水の関係。環境を汚さない“水なし印刷”とは?」などの情報をお届けします。 □■

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雲行きが気になる季節ですが、日本列島も順次梅雨入りのきざしを見せ始めたようです。
今月8日、気象庁が東海地方と関東甲信の梅雨入りを発表。
今月半ばにかけて、北陸、東北と前線が北上し始めるとみられています。

梅雨といえば湿度が上がる時期ですが、この季節はストリームスにもなじみ深い紙にまつわるトラブルも起きやすくなります。
湿気によりプリンタが紙詰まりを起こす可能性も高くなり、乾燥した場所へ保管するなどの対策も必要になってきます。

ストリームスが本社を構える都内周辺でもしとしと雨の降る日があり、今年はどうやら「から梅雨」ではなさそうな気配ですね。
天気予報に注目するのはもちろん、紙の保管などに配慮するのもおすすめします。

●[平成27年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)|気象庁]
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html
●[オフィス de Tips 第1回『湿気にまけるな!! 紙詰まりを減らそう!|fuji zerox]
http://www.fujixerox.co.jp/support/xdirect/office_tips/tips1206.html

+CONTENTS
┣ 印刷豆知識「印刷と水の関係。環境を汚さない“水なし印刷”とは?」
┣ ストリームス「+AR」体験記「デイサービス利用者の熱中症対策を動画で案内」
┗ いまどきの流行りモノ「日本食の定番・ラーメンが世界でブームに。逆輸入店も」

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆

「印刷と水の関係。環境を汚さない“水なし印刷”とは?」

6月は水無月といわれます。
旧暦では梅雨明けを差すことから名付けられたそうですが、この時期は何かと水にまつわる話題が気になるところでもあります。
そこで今回は、印刷と水の関係。そして、オフセットの新機軸「水なし印刷」も紹介していきます。

■オフセット印刷の流れと仕組みを整理

初めに、ストリームスが手がける商業印刷で使われる「オフセット印刷」について整理していきましょう。
オフセット印刷とは、凹凸のない「平版」を使う印刷方法の一種です。
インキの油と水の反発性を利用して印字される部分を区別します。
一般的に、用紙はCMYKの各版ごとにローラー状の「版銅」を通過して、再度圧力により転写されます。
初めの工程、版銅を通過する時にインキと水が使われます。

■ただの水ではなく2種類の化学薬品を合成した「湿し水」

オフセット印刷で使われる水は「湿(しめ)し水」と呼ばれます。
一般的には、水道水に2種類の化学薬品を合成したものがつかわれています。
1つは「エッチ液」と呼ばれるもので、動き続けることで熱を持つローラー内で水が蒸発するのを防ぎ、また、摩擦により溜まった紙の粉などが溜まることのないよう洗浄して親水性を保つ役割もあります。
そして、もう1つの薬品である「イソプロピルアルコール(IPA)」には水の膜をきめ細かくする効果があり、湿し水の親水性をより強める働きがあります。

■環境に配慮した「水なし印刷」
印刷に使われた湿し水は当然、工場から外へ排出されます。
しかし、2000年代初めから、湿し水に含まれるIPAの有害性が指摘され始めました。
そのため近年では、一般社団法人日本WPAやインキ製造を手がける企業が「水なし印刷」を推奨しています。
従来の湿し水をシリコンゴムで代用することで、印字する部分を区別する印刷技術です。
WPAはホームページ上で「水でにじまないため、より高精細な仕上がりを期待できる」とメリットを説明するほか、水なし印刷の基準を満たした印刷物にシンボルとなる「バタフライロゴ」を提供しています。

さて、この時期にちなみ紙と水にまつわる豆知識を紹介してきました。
一般的なイメージでは紙と水は結びつかないかもしれませんが、商業印刷の世界では密接に関わってきました。
そして、環境保全が様々な場面でうたわれる現代。
水なし印刷により、印刷の世界には変化も起き始めています。

●「一般社団法人日本WPA(日本水なし印刷協会)」
http://www.waterless.jp/

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◆◇◆ストリームス「+AR」体験記◆◇◆

「デイサービス利用者の熱中症対策を動画で案内」

デイサービス施設のスタッフです。衣替えも終わり、少しずつ暑さを感じる時期になってきました。
毎日、様々なご家庭へお邪魔するのですが、お世話をさせて頂いているお年寄りの方々の熱中症を防ぐ方法をストリームスの「+AR」で紹介することになりました。

熱中症は昼間だけのイメージもありますが、夜間、寝る時にも気をつけなければなりません。
私たちがお会いできない時間にも注意してもらうために、利用者のご家族へカードを直接手渡ししています。

動画の台本はスタッフの手作り。
症状と対策をいくつかに分けて撮影しましたが、動画作成にあたり改めて熱中症についての勉強会も開きました。
タブレットを使っての撮影で、編集もできるだけ簡単に。お年寄りは特に体調を崩しやすいので、みなさんのお役に立てればと心から願っています。

ストリームスの「+AR」は、既存のものやオリジナルの印刷物に加工して、動画などの電子データを読み込ませる画期的なサービスです。
データはアプリ「COCOAR」をダウンロード後、スマホやタブレットから閲覧可能。どなたでも気軽にご利用できます。

紙だけでは伝わりきらないプラスアルファのメッセージを届けてみませんか?

ストリームスでは「+AR」や印刷物、Webサイト制作、事務局代行などの各種サービスを提供しています。
ご依頼やご相談などは下記サイトよりお問い合わせ下さい。

【お問合せ・お申し込みはこちら】⇒http://www.streams.co.jp/

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆

「日本食の定番・ラーメンが世界でブームに。逆輸入店も」

庶民の味の定番であるラーメン。
それこそ都市部では数歩進むたびに見かけるほど様々なお店が乱立していますが、日本のラーメンが今、海外でブームになっています。

博多系とんこつの人気店「一風堂」や「金田屋」が昨年、ロンドンへ進出。
和食から連想されるヘルシーな印象と独特のとんこつスープが「クリーミーだ」と評判で、店内には現地の方が押し寄せているようです。

また、世界各国では“ご当地ラーメン”も次々と誕生しており、 新横浜ラーメン博物館にはイタリアのミラノに本店を構える「カーザ ルカ -CASA LUCA-」が出店。
いわば“逆輸入”のような形で、ラーメン界の新風として注目されています。

元々は中国の食べ物だったはずのラーメンが、現在では「日本の食べもの」として海を渡りブームを巻き起こしているのは不思議な気もします。
今後の海外ラーメン事情も気になるところですね。

●[なぜ「とんこつラーメン」が今ロンドンで流行っているのか]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150530-00000006-zuuonline-bus_all
●[イタリア生まれの“ミラノとんこつ”日本初上陸! “ラー博”初の外国人店主]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150530-00000023-mycomj-ent

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◆◇プレゼント◇◆
「【菓子工房フラノデリス】天使のメープルフロマージュ」を1名様

最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。
プレゼントのご応募は下記URLより直接お申し込みください。
http://www.streams.co.jp/contents/present.html

【締め切り:6月22日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。

メルマガについてのご感想をお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/

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_|_| 編集後記 _|_|

ラーメン屋って、いたる所にありますよね。
んで、イタリアからラーメンが逆輸入?!!
チョット食ってみたい。
個人的には新板橋の「わ蔵」というラーメン屋が好きです。

でも、天下一品のこってりラーメンが大好きなキハラ
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第255号

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