ストリームス Magazineバックナンバー

┃ストリームス Magazine┃ 2015/9/10発行 第261号

「ストリームス Magazine」は、毎月10・25日発行です。
■□ 今回は「デザインで必須の校正作業。紙の方が誤字脱字などに気がつきやすい理由」などの情報をお届けします。 □■

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今月3日、Googleが月額制の音楽配信サービス「Google Play Music」の提供をスタートさせました。
国内外の様々な音楽を月額980円で配信するほか、現在、ダウンロード販売ができるストア機能、楽曲をクラウド保存できるサービスが利用できます。

今年は、6月に無料通話アプリも手がけるLINEの「LINE MUSIC」が、7月にはAppleの「Apple Music」がスタートするなど、スマホやタブレットの利用者をターゲットにして、競争が加速する定額制音楽配信サービス。
国内でも「AWA」や「レコチョクBest」など、IT関連企業や携帯電話のキャリアなどが相次いで参入しています。

近年は、ダウンロード販売が主流になりつつある音楽業界ですが、近い将来、先のサービスを主流として好きな時に気になる音楽を“その場で検索して聴く”というスタイルが確立されそうです。

●[「音楽聴き放題」グーグルも、市場は乱戦状態に|Yahoo! ニュース]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150904-00050037-yom-bus_all
●[Goole Play MusicとApple Musicを早速比較してみた|ASCII.jp]
http://ascii.jp/elem/000/001/046/1046594/

+CONTENTS
┣ 印刷豆知識「デザインで必須の校正作業。紙の方が誤字脱字などに気がつきやすい理由」
┣ ストリームス「+AR」体験記「受験シーズン目前。受験生の親御さんへ『AR』チラシでPR」
┗ いまどきの流行りモノ「写真共有SNS『Instagram』でインスタントカメラがブームに」

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◆◇◆印刷豆知識◆◇◆

「デザインで必須の校正作業。紙の方が誤字脱字などに気がつきやすい理由」

ストリームスの手がけるデザインにおいて欠かせないのが校正作業。
手に取っていただく方々へ誤った情報を発信しないためにも重要な作業です。
ところで、デザインがモニター上で作られるほか、近年はPDFで校正がかけられる場合もありますが、ふと「紙の方が誤字脱字などに気がつきやすい」と思われる瞬間はないでしょうか。
時折聞かれる話でもあるのですが、実は、その理由には人間の脳が深く関係しているといわれます。

メディア研究の権威として知られるマーシャル・マクルーハンは、紙とモニターから発せられる光の違いをその理由に挙げています。
紙から発せられるのは反射光と呼ばれ、表面に受けた光をいったん反射させたのち、目を通して私たちの脳へその内容を届けます。
これに対して、モニターの光は透過光と呼ばれており、イメージとしては私たちの見ている画面の裏から、光を当てて情報を届けています。

では、これらの違いがなぜ校正に影響するのか。
マクルーハンはその仕組みとして、反射光の場合は、脳が自動的に全体を深く読み込もうとする「分析モード」に加えて、心理的に細かな内容を確認しようとする「批判モード」になると説明しています。
対して、透過光の場合は、全体の流れを大まかに捉える「パターン認識モード」へと脳が切り替わり、また、情報を処理することに重点を置く「くつろぎモード」へ心理的に変化すると述べています。

ちなみに、身近なPCやスマホ、タブレットは一般的に透過光のモニターが使われる代表的な端末ですが、最近では、反射光に近い視認性を持つモニターを搭載した端末もあります。
例えば、Amazonの電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」や海外で人気のスマホ「Yota Phone2」には、E-inkディスプレイが使われており、デジタル端末ながら紙のような質感を味わえるだけではなく、モニターの明るさを調整できるなど電子機器ならではの特長も備えています。

さて、ストリームスが提供する印刷物に関わらず、書類の内容を確認するなど、皆さんにとっても校正作業は日常で欠かせないものかと思います。
デザインにおいては、文章をはじめとする細かな部分は印刷されたものをしっかりと確認して、レイアウトなど全体のパターンを確認する場合にはモニター上で見るなど、脳の機能を考えれば、役割を上手く使い分けることもできそうです。

●[“脳”の意外な機能でわかった! 「校正ミス」を飛躍的に減らすコツ|ウレぴあ総研]
http://ure.pia.co.jp/articles/-/12272
●[E-ink背面ディスプレイ搭載スマホ「Yota Phone 2」が爆発的人気|GIGAZINE]
http://gigazine.net/news/20150521-yotaphone-2/

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◆◇◆ストリームス「+AR」体験記◆◇◆

「受験シーズン突入目前。受験生の親御さんへ『AR』チラシでPR」

フランチャイズ展開している塾の塾長を務めています。
夏休みも終わり、いよいよ追い込みの時期に差しかかった受験生の親御さんへ、動画を取り入れた案内用のチラシを作成しました。

当塾の特徴は個別やグループ両方での指導、さらに、生徒それぞれに合わせた受験指導です。
そのため、授業風景はもちろん、在校生の親御さんへ許可を取り、受験生の希望や現状の課題などを伝える、三者面談の風景も撮影してみました。

夏休み直前には夏期講習のチラシを配りましたが、再度、この時期に配ろうと思います。
1人でも多くの生徒が希望の高校へ進学できるように、我々スタッフ一同も、適度な緊張感を持ちつつ業務へと邁進しています。

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◆◇◆いまどきの流行りモノ◆◇◆

「写真共有SNS『Instagram』でアナログカメラがブームに」

写真共有SNSとして人気の「Instagram」。
画像加工用のフィルターで彩られた鮮やかな写真もたくさんある中、最近、同SNS内で「#写ルンです」というハッシュタグが流行しています

ハッシュタグのキーワードに使われているのはもちろん、レンズ付きフィルムとして人気を博した「写ルンです」のこと。
デジカメ全盛の時代ではあるものの、フィルムで撮影された写真の味わいを活かして、現像した写真をデータ化してアップするのが若い女性を中心に広まっています。

また、本体のみで現像可能なポラロイドカメラ「チェキ」も同じくハッシュタグとして広まっており、手を加えてコラージュ風に並べたものなど、検索してみると様々なアイデアを駆使した写真がたくさん投稿されています。

スマホやデジカメが主流となった今、撮影した画像を手軽にアップできる時代ですが、あえてアナログなものをデータ化するという、ひと手間加えた試みが面白いですね。
気軽に撮り直せないからこそ、一瞬にかける思いが異なるのもフィルムカメラならではの楽しみですが、この機会に再び手に取ってみてはいかがでしょうか。

●[あの「写ルンです」&チェキがSNS時代に大復活|Yahoo! ニュース]
http://bylines.news.yahoo.co.jp/iotatatsunari/20150830-00048947/

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。恒例のプレゼントコーナー。
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【締め切り:9月22日】
※当選された方にはメールでお知らせし、サイト上でハンドルネームを公開します。

メルマガについてのご感想をお待ちしております。
http://www.streams.co.jp/

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_|_| 編集後記 _|_|

タブレットで読書するとまったく記憶に残らないと感じていたアナログ世代の方は、マクルーハン氏の解説でほっとしたのではないでしょうか。
私も忘れぐせがついてきましたが、これからはモニタのせいにしようと思います。

アナログ世代だけど「Kindle Paperwhite」が気になるトミタ
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【メール通信「ストリームス Magazine」】第261号

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