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2012.06.20

小川西遊記 Vol.4

食事後、待ちに待た兵馬俑坑に行きました。大きい体育館のような一号坑にはいると、整然とした兵馬俑が眼下に広がり出迎えてくれます。圧巻‼1974年に地元の住民により発見された兵馬俑坑は、秦始皇帝陵を取り巻くように配置されており、3つの俑坑には戦車が100余台、陶馬が600体、武士俑は成人男性の等身大で8000体ちかくあり、みな東を向いているそうです。この周囲にも広大な未発掘箇所があるが、発掘と同時に武士俑の表面に塗られた色彩が消える可能性があることなどの理由から、調査がなされていない。また最近、兵馬俑が放火で焼かれたとみられる痕跡が大量に見つかり、発掘隊関係者は紀元前206年に秦朝を滅ぼした項羽(紀元前232~同202年)が「人為的な放火」で破壊した兵馬俑ではないかと考えられている。確かに土が黒く焦げているところを見ることが出来ました。


一号坑を見終えて、二号坑、三号坑と歩みを進めていくと、なんと凛々しい兵士の像。こんな兵士に守られた秦の始皇帝の時代は強大な国だったのだろうと想像できます。”奇貨居くべし”の呂不韋を思い出すのは私だけではないと思います。強大であったからこそ滅びていく秦国。やがて項羽と劉邦の戦いとなり、圧倒的に優勢であったが99勝して1敗で天下を取ることが出来なかった項羽、最後まであきらめず戦い、1勝で天下を取った劉邦。考えさせられます。2回目の”来て良かった~”。
続きはVol.5で!

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