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2014.09.22

アジアの移動あれこれ

今回は、アジアで体験した移動にまつわる物語です。

【1】2泊3日のバス移動

2泊3日って、ツアーじゃないよ、純粋に移動だよ。

中国のウルムチからヤルカンドへの移動です。夕方出発して2日目の昼頃、あることに気付きました。

このバス、目的地が違う!車掌に騙された。俺の目的地はホータンだ。まあ、良い。このままヤルカンドに行ってやる。

2日目の夜を迎えた。そろそろ食事休憩だよね。あれ、砂漠に突入している。そう、ここはタクラマカン砂漠。

中国人の命、食事休憩が無いなんて想定外。もちろん食糧無し。腹減った。あっ、そう言えば、ホテルの部屋を出るとき、隣のベッドのイタリア人女性が餞別にリンゴをくれたっけ。あなたは女神だ。リンゴを齧るとジャリジャリ、窓を閉めていても砂が容赦なく車内に入り込む。夜中、1度目のパンク。スペア交換。

翌朝、2度目のパンク。スペアなし。終了。バスに乗ること43時間、本当の目的地ではない目的地にも到着できず。どういうこと?ただ、あと1時間程度の距離で、路線バスも走っている道だったので、車掌が乗客に路線バス代を払って解散。めでたし、めでたし。

【2】とても高いバス移動

中国のカシュガルからパキスタン行きの国際バスに乗った。1日目は国境の町で宿泊。2日目に出国。

この辺りは小高い丘程度に見える山々が雪を被っている。平地のように感じるが、ここは富士山頂レベルのパミール高原だ。高度順応しているようで、平地と全く変わらない。ただただ、この世のものとは思えない美しい景色に見とれていた。

そして、中パ国境にある標高4700M強のクンジュラブ峠に到着。その瞬間、乗客の90%以上を占めるパキスタン人が「パキスタ~ン!」と雄たけびを上げる。しばしの休憩があり、外で人生初の4000M超えを全身で感じる。

その後、走行中のバスから荷物を外に放り投げる人がチラホラ。待機していた車がそれらを回収していた。入国審査所がある終点のスストに着くころには日が暮れようとしていた。

まさか、数日後にパキスタンからの退避勧告が出されるとは、この時知る由も無かった。

 【3】スタント移動

インドのファルダプルという村からアジャンター石窟へ行く乗合ジープに乗り込んだ。いや、正確にはつかまった。

自分が乗り場に来た時、まさに出発しようとしていた。車内はもちろん満員で、2人が後ろにつかまっていた。俺は右か左につかまるしか選択肢が無い。ちょうど右側から来たので、無造作に右につかまる。これが間違いだった。俺がつかまって直ぐに出発。

走り始めてから、バックパックを荷台に乗せ忘れたことに気付く。直進は良いが、左カーブでは荷物を背負っている分、想像以上の遠心力が働くのだ。これは怖い。怖すぎる。そして、左カーブ中に対向車が迫っていた。腕立て伏せの如く必死に車体に張り付こうとするが、無理。対向車よ、よくこの状況を把握して善処せよ!

生きてアジャンターに到着。たぶん実際の移動時間は15分程度だったと思う。そうでなければ、死んでいた。でも、1時間以上に感じられた。お笑い芸人の罰ゲームである絶叫マシーンなんて、子供だましである。この絶叫マシーンは本気で命がけなのである。俺はどうして金払って罰ゲームをしているのか?

 

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