Home > 3月 13th, 2017
2017.03.13

クラーナハ展に行きました

1月に上野で開催されていたクラーナハ展へ行ってきました。
クラーナハは日本ではあまり馴染みのない画家かもしれませんが、ルネサンス期のドイツの画家で
北方ルネサンスと呼ばれるジャンルに入ります。もう少し有名なところでデューラーや、ティツィアーノと同時代の画家です。
この二人の画家と比べると写実的ではあるものの、デフォルメしている画風で好みのプロポーションにしているように感じます。ルネサンスの少し前の時代のゴシック様式を色濃く出したダークで妖艶、とにかくフェチを前面に出した作風で「やっぱ変態だなぁ」と思いながら楽しんで観賞できました(笑)。油絵の割に薄塗りで絵の具の盛り上がりもなく下地の板が透けている程です。そういう部分では日本人好みではあるかもしれません。ベルセルクの作者も影響を受けてそうな画風ですね。

今年は見応えのある美術展が多く開催されます。先週から開催されているミュシャ展は6m×8mの20点の超大作「スラブ叙事詩」が全点日本に集結しています。ミュシャ展自体は数年前にもありましたが、この大作は印刷で紹介されていただけでした。現物を観るにはチェコに行かなきゃダメかぁと思っていましたがこんなに早く観れるとは思いませんでした。
世界初公開でなかなかない機会なのでオススメですよ。http://www.mucha2017.jp/
IMG_2072IMG_2070

PAGE TOP