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2018.12.11

ボヘミアン・ラプソディ

今公開しているボヘミアン・ラプソディを観てきました。
フレディ・マーキュリーの伝記映画です。興味ない人でも1曲くらいは聞いたことがあるクイーンの曲。
クイーンを知らない世代もこの映画を入り口にしてファンが増えてきているみたいです。
企画は8年前から動いていて紆余曲折ありようやく完成した映画みたいです。最初の監督はデビットフィンチャーが担当するはずだったとか。
広告にもある通りラスト21分のライヴエイドのコンサートシーンが圧巻。ぜひ音響のいい映画館で見て欲しい。IMAXかTOHOのドルビーアトモスあたりがいいかと思います。
あとは俳優が似すぎ!ラストのライブシーンを家に帰ってからyoutubeで見ると動きも姿形もそっくりで笑いました。ここまで似せられるかと。

作品のテーマとしてはフレディの孤独が全面に出ていました。天才ゆえに誰からも理解されないことへの葛藤やインド系の生まれであること、同性愛者であること、外見のコンプレックス。バンドに入らせてくれと声をかけた時もその出っ歯じゃ無理だろと断られたりします。1970年代の差別や偏見がひどかった時代を考えるとその孤独感たるや相当だったと思います。

特に近年の映画を見ても「スターウォーズ」は女性が主役となりアフリカ系もアジア系も出るし「ブラックパンサー」は黒人が主人公、アカデミー賞の「シェイプオブウォーター」は監督曰く半魚人はメキシコ人の自分を重ね、仲間は聾唖の女性と黒人の女性たちで敵は白人というわかりやすいコンセプトで描いています。今この映画が公開されてヒットしているのもこうした流れが続いているからかなぁと少し思いました。

クイーンの曲を大音量で聴くだけでも感動できると思うのでおすすめできる映画だと思います。

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