2025.05.13
サウンドウォーク・コレクティヴとパティ・スミスのコラボレーション。
平面や立体の作品も少しあった。
メインは四方の壁いっぱいに映し出される映像で、パティ・スミスが自作の詩を朗読する。
森林火災や、鯨の泳ぐ海で石油を探すための爆破映像、チェルノブイリなど。
環境破壊を訴えているのかと思ったが、映画の撮影風景の映像もあった。
環境問題というよりは、パティ・スミスが生まれてから身を置いてきた世界の断片といった趣。
映像のセンスも良かったし、パティ・スミスは声が良い。
絵画の展覧会よりも、感情に訴えかけてくる。
来場者はあまり意味を考えなくてもいい。
もちろん、今回はパティ・スミスというメジャーなアーティストがからんでいるので大きな美術館が興味を示したのだろうが、 これから美術館はこういうイベントを増やしていくかもしれない。
2025.05.09
ゴールデンウィーク、所用で郡山に行ったついでに、猪苗代の野口英世記念館に行ってきました。
猪苗代駅に降り立つと、小雨が降っていたこともあり、郡山と比べてもとても寒い!
猪苗代駅から記念館まではバスを利用したのですが、バスを待つ間に凍えてしまいました。
建物もとても立派ですが、展示にもさまざまな工夫がこらされていました。
映像も豊富に使用されていて、難しい細菌の話がわかりやすく説明されていますし、繊細な動きをする野口博士のロボットがあったり、ゲームがあったりして、子どもでも楽しめるような工夫がされていることもあってか、家族連れが大勢来ていました。
野口博士が手にやけどを負った囲炉裏のある生家は、登録有形文化財になっているそうです。
近くに感染症ミュージアムもあり、こちらは感染症に特化した展示内容です。
その少し先には猪苗代湖が広がっています。
記念館の並びに、河京ラーメン館という喜多方ラーメンを食べられる施設があって、せっかくなので1時間ほど並んで食べてきました。
昔ながらの醤油ラーメンは懐かしい味がして、とてもおいしかったです。
道路の反対側には磐梯山を背景に、世界のガラス館、地ビール館が並んでいて、すっかり観光地化していました。
子どもの頃に猪苗代に来た時は、何もないところに博士の生家だけがポツンと建っていた記憶があるのですが、立派な建物がたくさんあって、ずいぶん変わったなと驚きました。