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2016.02.29

村上隆「五百羅漢図展」

先日、「村上隆の五百羅漢図展」にいってまいりました。

村上隆はもう20年以上前から有名ですね。私が彼の名前を知った頃、すでに賛否両論の扱いでした。
個人的にはポップアートとビジネスを両立させることによって、芸術活動を展開していく方法論の潔さはとても好きです。
ウォーホールも肖像画の受注販売をやっていましたし、ポップアートってそういうものなのかもしれません。
で、「五百羅漢展」ですが、いってみて感じたのは、作家が生きていると、展覧会全体を統括できていいな、ということでした。
生きていれば口出しくらいするだろうって感じなんですが、村上隆の場合はそれが徹底していたんですね。本人が考えたのかどうかはわからないですけどね。それを言ったら作品も本人がひとりで作っているわけではないですし。ダミアン・ハーストなんかもそうですが、今は作家本人がこつこつひとりで作業する時代でもないんですよね。
「五百羅漢展」には大量の作品が展示されているのですが、おそらくどれも「虚無」を表現したものと思われます。この虚無は、どうしてもウォーホールを連想してしまいます。あの大量生産されたマリリンやらキャンベルスープ缶なんかですね。ああいう「虚無」を、村上隆も、大量の労力とお金、人間を使って制作し、大量に作って展示しているんです。すべては無なんだ、っていうテーマを感じました。
ちなみにこの展覧会、スマホや携帯のカメラでの撮影が自由なんです。これは、作品の複製が大量に世界中へ発信されるということを意味するので、まさにポップアートの神髄だな、と。同時に、来場者が展覧会の広告をしてくれることにもなる、という。

そのようなわけで、隅から隅まで計算しつくされた感のある「五百羅漢展」でした。
僕も村上隆に敬意を表して、無料で展覧会の宣伝広告に協力することにしました。

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おなじみのDOBくんとか

 

 

 

 

 

 

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達磨大師は、サムライの事務所に飾られていたのとは別物っぽい。

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円相。今回の展覧会の象徴としてふさわしいのではないでしょうか。

2016.02.22

「スタンド・バイ・ミー」なヤツ

いよいよ「第88回アカデミー賞」が近づいてきましたね。
最もボクにとって魅力のある作品が毎年受賞しないのであまり興味ないですが…。
でも今回は作品賞ではないけれど、ちょっとお気に入りの女優さんのルーニー・マーラが
作品「キャロル」で助演女優賞にノミネートされているので、頑張ってほしいところです。
この女優さんは同作品で「第68回カンヌ国際映画祭」の女優賞をとってましたね。拍手。

さて、
話はかわって
最近、自分の部屋があるのにリビングで勉強する子が増えてきていると聞いたことがあるが、
我が家の上の子ものまさにそれである。(中学1年生の13才)
試験期間中は深夜までリビングで勉強しているので
ボクの唯一の楽しみである映画鑑賞がしずらくなってしまいました。
いくらボリュームを下げても子供の目の届く範囲では
R18の映画はもってのほかで、R15いやいやPG12すらどうしたものか、
鑑賞できるジャンルが狭まってしまいました。
例えばあの名作「スタンド・バイ・ミー」すらPG12に指定されているのに。
おそらく12才のクリス(リバーフェニックス)がタバコを吸っていたからかな?

最もPG12では、保護者の管理のもとであれば12歳未満でも鑑賞できるので、
13才を過ぎてるウチの子はOKといったところか。

以前は性的な描写がかなりレイティングの重要な判断要素とされていましたが、
最近は、暴力や殺人、反社会的行為の描写も厳しくなってきていますね。
ボクの好きなアクションやホラーは結構R指定が多く
まだまだ家で気軽に視聴できないのが現状なのです。
しばらくは丑三つ時過ぎたあたりからの映画鑑賞会が続きそうです。

しかし、ウチの子はよくリビングで勉強できるものだ。
どうやらリビングが一番落ち着くらしくて、休日は自分の部屋にこもることなく
一日中リビングにいるウチの長男。友達からの誘いの電話があっても、断って
家でゴロゴロしてたりするなまけもの。
今までは自分の部屋で試験勉強させていたが、成績はいまいち。
本人の意思もあったので、二学期の期末からリビングでの勉強を許してあげた。
なぜだろう。成績が落ちると思っていたが逆で、意外にも成績が上がったのだった。

コイツはそばに誰かいないと勉強できないのか? ボクとはまったく違う。
前回成績が悪かったから単純に頑張っただけかもしれないが、
独りの空間では物事がはかどらないようであれば、

ある意味コイツは「スタンド・バイ・ミー」なヤツだ。

ちなみにウチの子に『スタンド・バイ・ミー』はまだ見せたことがありません。
レイティングの問題ではなく、ストーリーかな。多分この映画を楽しめないと思うので。
ボクが高校2年生のころ公開した作品だが、当時鑑賞した時はゴミのような映画だと
思ったことを覚えている。まったりしすぎて派手さがない。
でも、30過ぎあたりで見直したら、結構おもろいじゃんと思い、
40過ぎに見た時は琴線に触れるほど感動しました。
『スタンド・バイ・ミー』は人生2度見る映画とはよくいったものです。
ボクは3度ですが…。

2016.02.15

東京大仏

皆さん、東京に大仏がいるって知ってますか?

鎌倉や奈良にはいるのは誰もが知ってると思いますけど、東京に大仏って聞いたことない人も多いのではないでしょうか。

実はいるんです。

 

私が5年ほど前に板橋区に引っ越した際に板橋区在住の知人から、私の家から車で10分ほどのところに大仏がいるというのは聞きました。

その時は「え!!マジっすか!?大仏っすか!?絶対見に行きますよ!!」なんて言ってみたものの、鎌倉や奈良の大仏は超が100個つくほど有名ですが、東京の大仏なんて超が200個つくほど無名だから、心の中では「どーせショボいんだろ?」と思って、気にもしていませんでした。

そんな東京大仏の存在すら忘れていた先週の2/11(建国記念日)の昼下がり。突然嫁さんが「東京大仏、見に行かね?」と言い出し、私は「面倒くせーな、どーせショボいんだろ?」と思いつつも、呼吸以外やる事が無いほどヒマだったので、東京大仏を見に行ってきました。

 

その時見た東京大仏がこれです!

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いやぁ~、ナメてました。

意外とデカい!意外とちゃんとしてる!つーか、なかなかの大仏っぷりじゃないですか!

家の近くにこんな立派な大仏がいたなんて!

心の中で東京大仏に謝りました。

 

そんな訳で、大仏を堪能した(15分くらい)休日でした。

 

2016.02.08

18年かかって

新潟の片田舎から上京してきて18年(!)ほど経ちましたが、上京してからずーっと考えているけれども実現していないことがあります。

それは「自転車の購入」です。

やはり歩いて行動するのには限界があり、事あるごとに自転車の購入を検討するのですが、その都度「やっぱいいや」となっていました。

しかし、先月末に急に自転車欲しい病が発症し、今回は購入までたどり着きました。

 

それがこちらです!

いたって普通の自転車

 

どうですか!

購入までにずいぶん長いことかかったくせに、いたって普通の自転車でしょう?

もちろん変速機なんてついておりません!

なおかつ昔ながらのダイナモ式ライトで、ライトを点けるとペダルがクソ重くなります!

今となってはもう少しいいモノを買えばよかったと、ちょっとだけ後悔しております。

 

しかしこの自転車のおかげで、これからの私の行動範囲は広がるでしょう。

かと言って、特別行くようなところもないんですけどね…。

次は電子レンジかな。

2016.02.01

旅の長距離移動時間ベスト3

飛行機でブラジルに行ったとき33時間くらい掛かったけど、

今回のベスト3には入りませんでした。入ったのは全て陸路移動。

 

第3位 34時間 インド(チェンナイ→コルカタ)

2泊3日の列車移動。夜、白人女性(3段寝台の下段)が扇風機をONにして寒くなる。我(上段)OFFにする。

今度は彼女が暑くなりONにする。我、寒くて目覚める。舌打ちしてOFF。

何回繰り返しただろう。朝、不機嫌なまま下に降りていくと、敵は起きていた。どうしてくれよう。寒かったので、ひとまず温かいチャイを1杯。すると、敵が笑顔でお菓子をくれた。許す!許す!

 

第2位 35時間 インド(バラナシ→ダージリン)

列車3本+バス1本の移動。通常の旅行者ルートだとこんなに掛からないのだが、敢えてローカルな移動を選択した為、乗り継ぎの夜行列車の切符を売ってもらえないという事態に。やむなく無賃乗車。夜中、デッキで座っていると車掌に見つかり、運賃を要求される。とっさに言った、ある魔法の一言により半額で寝台ゲット!

 

第1位 47時間 中国(ウルムチ→ヤルカンド)

2泊3日のバス移動。2日目にして自分の目的地に行かないことを知る。バスターミナルの奴らと車掌に騙された。

この模様は、以前掲載した「アジアの移動あれこれ」参照。

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