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2017.03.28

スポーツイベント

こんにちわ。

昨日は栃木で訓練中の学生が雪崩に巻き込まれたというニュースが世間を騒がせていますが、都内はもうすぐ桜の季節になります。これから晴天が続くとどんどん咲いてくるのでしょうか。まあ、私は花粉症のせいで屋内鑑賞のみですが。

さて、先週の今頃は野球の世界大会WBCで盛り上がっておりました。終わった時はWBCロスとか思いましたが1週間経つともう何事もなかったように過ごしているという…。

私は普段のプロ野球はたいして観ないのですが、オールスターや日本シリーズなどの節目の試合はミーハー魂がふつふつと湧き上がるため観ます。

日本人はそんな方が多いように言われますが、本当はどうでしょう。今回の野球に関しては自分の周りは本当の野球好きが興味あって騒いでいて、他の人は今一つだった気がしましたが。野球というスポーツの人気も影響するのかもしれません。

比べて数年前のラグビーW杯はすごい盛り上がりでした。私もミーハーなんで観ていたのですが、全くルール分からん人が多く観戦していた印象です。おかげで中継に字幕が出まくり。ほぼすべてのプレーに開設が表示されていたくらいの印象があります。

想えばJリーグが開幕した当初もオフサイドの解説をスポーツニュースで1時間くらいやっていた気がするのでよく分からん人が見てるんだという認識があると解説が入るのでしょう。

その意味では野球は浸透しているという認識なんですかね。振り逃げとかインフィールドフライとか解説出ないので。

今夜はサッカーW杯予選がありますね。最近は出るのが当たり前感があり、前ほど盛り上がっていないようです。

しかし、スポーツイベントがあると、その話題一つでおじ様たちと仲良くなれるので、営業的には楽です。スポーツイベントにはそれだけの話題性と魅力が詰まっているんですね。一つのコンテンツとして考えたときにものすごい力を感じます。

自分もいろいろな広報関連の制作物に関わっていますが、いつかスポーツイベントに関わる仕事がしてみたいものです。

 

では、またノシ

2017.03.21

『ゴースト・イン・ザ・シェル』ワールドプレミア試写会に行きました

先日、友人に誘われて映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」の
ワールドプレミア試写会に行って来ました。

この映画は、日本のアニメ『攻殻機動隊』をハリウッドで実写化したもの。
アニメや漫画の実写化は、ファンの不安と、期待と、
脳内で完成された理想形と現実との乖離のため
公開前に批判にさらされるのが常ですが、
こちらもご多分に漏れず炎上していましたね。

私は制作サイドに元の作品に対する愛とリスペクトがあれば、
そんなに糾弾されるものではないと思うのですが、
ファンの方も半端ない思い入れがあるのは当然で、
いやはや難しいですね。
そういう意味で、ファンも納得◎の実写化ってあったのでしょうか?

そして、私はかつてやっていた映画とアニメは見たことがあるけど、
原作は未読であるかなりライトなファンであるため、
まったくもって難しい感想は残せないのでありますが、
上記の点に関して言えば、この映画は、
「監督の攻殻機動隊に対する愛とリスペクトに溢れた作品」
だったことをお伝えしておきます。
そしてストーリーもわかりやすいので、原作を知らない方も楽しめるかと思います。
あとは個人の思い入れ次第かと思いますが、私は十分に楽しめました。

当日は、キャストが登壇する舞台挨拶もあり、
かなり豪華な試写会でした。
生スカーレット・ヨハンソンを見ましたよ。美しかったです。
ビートたけしも見ました。多分テレビで使われないだろうなという
いつものジョークを飛ばしていました。
写真OKだったのですが、そのかわり「SNSで拡散してくださいね」と
司会の方がおっしゃっていましたが、拡散できるほど力のあるSNSをやっていないので、
ここに載せておきます。

4月に公開したら今度は吹き替え版を見に行こうと思っています。

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2017.03.13

クラーナハ展に行きました

1月に上野で開催されていたクラーナハ展へ行ってきました。
クラーナハは日本ではあまり馴染みのない画家かもしれませんが、ルネサンス期のドイツの画家で
北方ルネサンスと呼ばれるジャンルに入ります。もう少し有名なところでデューラーや、ティツィアーノと同時代の画家です。
この二人の画家と比べると写実的ではあるものの、デフォルメしている画風で好みのプロポーションにしているように感じます。ルネサンスの少し前の時代のゴシック様式を色濃く出したダークで妖艶、とにかくフェチを前面に出した作風で「やっぱ変態だなぁ」と思いながら楽しんで観賞できました(笑)。油絵の割に薄塗りで絵の具の盛り上がりもなく下地の板が透けている程です。そういう部分では日本人好みではあるかもしれません。ベルセルクの作者も影響を受けてそうな画風ですね。

今年は見応えのある美術展が多く開催されます。先週から開催されているミュシャ展は6m×8mの20点の超大作「スラブ叙事詩」が全点日本に集結しています。ミュシャ展自体は数年前にもありましたが、この大作は印刷で紹介されていただけでした。現物を観るにはチェコに行かなきゃダメかぁと思っていましたがこんなに早く観れるとは思いませんでした。
世界初公開でなかなかない機会なのでオススメですよ。http://www.mucha2017.jp/
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2017.03.06

「沈黙 -サイレンス-」の件

先日「沈黙 -サイレンス-」を観てきました。
遠藤周作の原作を読んだのは遥か昔なので、どの程度原作に忠実であるか、などはまったく不明です。
というか、そんなことはどうでもいい。スコセッシ監督の職人芸がいかんなく発揮された作品です。

古典的な物語のテンプレートみたいなものがあって、ざっくりと
1.主人公がミッションを命令される。
2.異世界に旅立つ。
3.ミッションを果たす。
4.帰還する。
というもので、「ロード・オブ・ザ・リング」なども、このテンプレートです。
「沈黙」でも、このパターンを採用しています。ある宣教師(リーアム・ニーソン)が信仰を捨てた、という知らせを受けて、若い宣教師が真実を確かめに、日本に旅立つ。この、「リーアム・ニーソンはどこにいるのか、本当に信仰を捨てたのか」というのが、作品全体を通じて探求されるミステリーになります。これによって作品に一定の緊張感がもたらされます。そこに、断片的な謎かけやショックが展開していくことで、落語の桂枝雀が言うところの「緊張と緩和」が繰り返される仕組みになっています。

登場人物が泥だらけなのに、汚らしくはない、というハイセンスな画面作りや、音の使い方など、細部までこだわりぬいた、洗練された映画でした。
個人的な想像ですが、スタジオは「遠藤周作なんか映画化したって売れるわけないでしょ」という反応を示すのが当然だと思うので、スコセッシとしては、どうしたって売れる映画にする必要があったのではないでしょうか。

「君の名は。」の、売るために全力を尽くした感のある、記号的な演出もすさまじかったですが、「沈黙」はスコセッシの個人的な想いを映画化するにあたって、売れる商品としてのパッケージに成功している、と感じました。芸術作品は売れないと、次回作の資金が出ませんからね。って、なんでもそうですね。

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